カナヘビ飼育で難しいのは気温が下がってくる冬になります。
冬眠をさせない場合はカナヘビに冬は寒すぎるので保温器具でケージ内を温め、最適な飼育環境を作らなければなりません。
今回は保温器具の中でも最も有名な暖突について紹介します。
カナヘビの冬対策
カナヘビの冬飼育には保温器具が必要です。
そのためにはケージはガラス製のものがおすすめです。
また、上部に保温器具、バスキングライトを設置するので横に扉があるケージがおすすめです。
(私はパンテオン・グラステラリウムを使用しています)
暖突
爬虫類の保温器具で有名なのが暖突です。
暖突のメリットは
・球切れの心配がない
・保温球の約3分の1の消費電力で同等性能
・光らないので夜間も使用できる
・霧吹きができる
暖突の取り付け方

大変なのは取り付けです。
暖突は天面の網にネジで取り付けますが、上の画像のようにメッシュの穴が小さく、工具で穴を広げないと取り付けできないケージがほとんどです。
暖突の取り付け方法(穴を開けない)
穴を開けたくない時の取り付け方法を紹介します。
1.100均の焼き網を使用します。

2.焼き網に暖突を付けます(簡単につきます)

3.パンテオンの上部に乗せる

これで完成です。
27cmの網だと溝にピッタリ乗ります。
かなり簡単に暖突の取り付けができます。
網を3つ置くとこんな感じです↓

暖突の電気代
・暖突Sサイズ(13W)は1カ月約234円(1日7.8円)
(0.013×24時間×30日×25kw=234)
・暖突Mサイズ(32W)は1カ月約576円(1日19.8円)
(0.032×24時間×30日×25kw=576)
(1kw=25円の場合)
暖突で暖まらない時
部屋が寒く、暖突で温まらない時の対処法としては
1.上部を断熱シートで塞ぐ
2.バスキングライト
の2点が効果的です。
上部を塞ぐ

暖突は下方に熱が行く、と言っても部屋の気温が低すぎるとケージ内全体は暖まりません。なので外気温の影響を受けないようにするため保温シートなどで塞ぐと暖房効果はかなり高まります。
カナヘビ飼育の場合は網の間から逃げてしまうこともあるので↑のようにしっかり塞ぐことが大事です!
バスキングライト
バスキングライトは「ホットスポット」といって、体を温めるために35℃~40℃ぐらいになるよう設置し、体が温まるととそこから離れられるようにします。局所的ですがかなり暖かいです。
バスキングライトと暖突を組み合わせればケージ内はかなり暖かくなります。
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