
カナヘビは日光浴が大好きです。
日光(紫外線)を浴びることで健康を保っています。

そうなの?じゃあ家で飼っているカナヘビも日光浴をさせたほうがいいの?

日光浴はカナヘビにとって、とても大事なものなんだ。もちろん飼っているカナヘビも日光浴をさせたほうがいいよ。

はーい。

でも暑い日はちゃんと日陰を作らないと大変なことになるよ。今から日光浴の必要性と暑い日に我が家でやっている日光浴のさせ方を紹介するね。
カナヘビに日光浴が必要な理由
カナヘビは日光浴により体温を温めてから活動したり、食べた餌の消化を促したり、様々な効果を得ています。
食欲増進
カナヘビは変温動物です。
日光により体温を上げ活動します。
又、食べた餌の消化を促します。
紫外線の効果

日光には紫外線(UV)が含まれており、
UVAの効果で食欲増進や脱皮の促進し、
UVBの効果で体内でビタミンDの生成を促します。
ビタミンDを生成することでカルシウムの吸収を助け、骨を作ったりクル病の予防をします。
紫外線には様々なメリットがあるので日光浴をさせましょう、その際、ガラス越しだと紫外線がカットされてしまうので、直射日光が当たるようにしましょう。
カナヘビの脱皮促進

脱皮不全を防ぐ為には湿度管理が重要ですが、日光浴も同じか、それ以上に重要だと思います。
日光浴をすることで加温と紫外線の効果により脱皮が促進され、きれいに脱皮していることがよくあります。
脱皮については⇒カナヘビの脱皮について。最も効果のある脱皮の促進方法とは?
カナヘビのクル病
クル病とは、カルシウム不足やビタミンDの不足などで骨が柔らかくなって、足や背骨などが曲がって真っすぐ歩けなくなったりすることです。先ほども言いましたが、日光浴をすることでカルシウムの吸収を助け、骨をつくります。
すぐに発症するものではないので日々の日光浴と、サプリメントなどでカルシウムを与える事で予防しましょう。
このように日光浴はカナヘビの健康に欠かせないものです。しかし、暑い日ではやり方を間違えるとカナヘビを危険に晒してしまいます、シェルターなどで涼しくて身を隠せる場所を必ず用意してあげましょう。
紫外線ライト

日光浴がさせられない場合(仕事や学校でいつも昼間にいない場合や冬など)は爬虫類用の紫外線ライトがあります、
加温設備と紫外線ライトを購入し、太陽の代わりを作りましょう。
紫外線ライトの詳細は【紫外線ライト必要性とおすすめを紹介】をご覧ください。
カナヘビの日光浴の注意点
日光浴をさせる時の注意点が3つあります。
(1)カナヘビの日光浴は窓越しではなく直射
体温を温めるだけならガラス越しなどでもいいですが、紫外線を当てるためにはガラスやプラケース越しだと、カットされてしまう紫外線の波長もあるので、出来れば直射日光が当たるようにした方がいいでしょう。特に、最近の窓ガラスは99%紫外線をカットしてしまうのでほぼ紫外線は届かないと思った方がいいでしょう。
そのため、プラケースはなるべく大きく蓋が開くもので蓋を開けて日光浴をするのがおススメです。
⇩深さが浅めで重ねることができます。また、浅いので斜めからの日光も届きやすいです。
一回り大きいケースもあります
(2)熱中症
カナヘビは暑さに弱いです。
特に真夏など暑い日では直射日光に当たり続けると10分〜20分ぐらいで熱中症になってしまいます。
必ず板や濡れタオルなどでケージの半分を日陰にすると共に、シェルターなどで身を隠せる場所を用意するなど、暑さには十分に注意してください。
(3)脱走
カナヘビは脱走が得意です。
高さ20cmぐらいなら真上にジャンプして逃げれてしまうので注意が必要です。また、壁面が霧吹きなどで濡れているとプラケースでも壁をよじ登り脱走します。
具体的な日光浴のさせ方
我が家でしている具体的な日光浴のさせ方を紹介します。
カナヘビに必要な日光浴の時間
日光浴の時間はどれくらいが適正かは正直わかりません(科学的エビデンスがないため)、晴れの日と曇りの日はできるだけ毎日させています。カナヘビは体温が上がると日光浴をやめ、日陰に入って隠れますので、日向と日陰を作り、自由に行き来できるようにしてあげています。
日光浴の道具
1.飼育ケース
2.ネット
3.洗濯バサミ
4.アルミシート
5.タオル(なくても大丈夫)


私は↓の網戸を切ってネットにしています。
アルミシートは100均のサンシェードがおすすめ↓

好みのサイズに切って、ガムテープで補強する↓

暑さ対策(日陰を作る)
(1)脱走防止のために網戸のネットを被せ、蓋をはめます。(なければ虫取り網の網の部分などで代用できます。)

(2)上にアルミシートを被せ、洗濯ばさみでアルミシートを固定します。

完成です。
なるべく照り返しや地面が熱くないところに置きましょう。
これで暑い日に日光浴をしてもしばらくは大丈夫です、一応ときどき様子を見て安全を確認しています。熱がこもらないように蓋は絶対開けておきましょう
(使用している飼育ケースについての紹介動画↓)
まとめ
カナヘビは日光浴が大好きです。
日光浴の効果は
・身体を温めて活動する
・食欲を増進させる
・食べた餌の消化を促す
・脱皮を促進させる
・カルシウムの吸収を助ける
など、様々あります。
出来るだけ、安全に日光浴をさせてあげましょう。
外で日光浴が出来ない場合は紫外線ライトやバスキングライトで太陽の代わりを作りましょう!
また、春~秋の暖かい日にしっかり日光浴をさせ、冬に冬眠させる場合は紫外線ライトやヒーターなどは必要なくカナヘビを飼育できます
しかし、カナヘビの冬眠はかなり難しいと言われています。
冬眠についてはカナヘビの冬眠のさせ方を紹介!をご覧ください。
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