
今回はニホントカゲの脱皮についてです。
ニホントカゲも他の爬虫類と同じように脱皮をします。
しかし、ニホントカゲの脱皮は分かりにくいです。

え?
そうなの?

というのも
ニホントカゲの脱皮はカナヘビなどと違って、鱗のようにポロポロと細かく剥がれ落ちるように脱皮することがほとんどです。
なので脱皮殻(脱皮の皮)自体が見つけにくくはっきりと脱皮したと分かりづらいことがあります。
ニホントカゲの脱皮

しかし、↑の写真のように皿の下や地面などに脱皮の皮が付いていることがあります。
見てわかるように魚の鱗のように細かくなっています。

↑カナヘビの脱皮は1枚でペロリと剥けることもあり、脱皮殻がよく落ちているので見つけやすいです。

↑脱皮の最中の写真。
(頭側が脱皮後、尻尾側が脱皮前)
脱皮前と後で体色が違うのが分かると思います。
ニホントカゲは脱皮をすると、体の色が明るくなります。

ニホントカゲの脱皮の頻度
頻度は1~2カ月に1回ぐらい。
ですが、間隔はバラバラで早いと2,3週間で脱皮をすることもあります。
やはり大人のニホントカゲよりは子供のニホントカゲの方が脱皮の間隔は短いと思います。
赤ちゃんニホントカゲの脱皮

ニホントカゲの赤ちゃんも同じように脱皮をします。
大人のニホントカゲもそうですが、手足の先の脱皮は手袋のようにまとまって取れることが多いです。
ニホントカゲの脱皮不全
脱皮不全とは、
なかなか脱皮の皮が取れずに残っていることを言います。あまりにずっと残っていると、その部分が壊死すると言われていますが実際に壊死することは非常に珍しいと思います。
ぬるま湯につけたり、濡れた綿棒などで取るのが流行っていますがそこまでしなくても問題ないことがほとんどです。(よっぽど飼育環境や体調が悪い場合は別です。)
尻尾や指先が壊死してしまうケースは、他の生き物に咬まれたり、挟まってしまって壊死してしまうケースの方が多いと感じます。

脱皮については飼育環境をしっかり整え、健康を保つこと大事だと思います。
しっかり日光浴(ライトなどでも可)ができる環境を作り、いろいろな餌を与えることが長生きしてもらうコツだと思います。
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