カナヘビの冬はどうする?そんな疑問にお答えします!

カナヘビの冬

本ページはプロモーションが含まれています

カナヘビを春から夏に捕まえて、順調に飼育している人は多いと思います。

ですが、冬のカナヘビ飼育は難易度のレベルが上がります!

しかし、管理方法が分かればちゃんと冬を越すことができます!

この記事は、カナヘビを長期飼育したい、冬を無事越したい、という人の参考になるように書き記しています。

とかぼう
とかぼう

野生のカナヘビは10月頃に冬眠を始め、3月末頃に冬眠から覚めて活動を始めます。ですので飼っているカナヘビも寒くなる前に冬をどう越すか考えなければいけません。

カナヘビの冬

飼育しているカナヘビが冬を越す方法は2つあります。

加温飼育

1つ目は加温飼育です⇧
ヒーターや紫外線ライトを使用し、暖かい環境を作る事で冬眠させずに加温飼育して冬を越す方法です。

メリットは冬でも個体鑑賞が出来る、デメリットはヒーターなどの道具が高額なこと、繁殖に影響がある(無精卵になりやすい)と言われてることです。

加温飼育で冬を越す方が一般的だと思われます。

カナヘビの冬眠

カナヘビの冬眠
カナヘビの冬眠

2つ目は冬眠させる方法です。
メリットはヒーターや紫外線ライトなど高額な道具が必要無いこと、自然と同じサイクルになること。

デメリットはカナヘビの冬眠は難しいと言われており失敗する可能性があること、冬眠中はカナヘビの様子が見れないこと、などがあります。

冬を越すのが難しい

カナヘビが冬を越すためには2通りの方法がありますが、カナヘビの長期飼育が難しい、と言われているのは冬眠や冬の飼育が非常に難しく費用がかかるからだと思います。

無事に冬を越せれば、また春夏は日光浴をさせたり自然の虫をあげたり、繁殖して卵を産んだりとカナヘビの飼育が楽になります。

必要な道具

それぞれに必要な道具を紹介します。

加温飼育に必要な道具

カナヘビ飼育レイアウト
カナヘビ飼育レイアウト

・飼育ケージ(ガラス製)
・紫外線ライト
・ヒーターorバスキングライト(または両方)
・サーモスタット(気温の上がりすぎ防止、UVライトの自動ON.OFF)

が必要になります。
これらで飼育ケージ内の気温が30度前後を保てれば越冬することができます。

・道具について詳しい情報や価格についてはカナヘビの冬に必要な道具を紹介!(秋冬編)をご覧ください。

・餌も外では捕れないため購入する必要があります。詳しくはカナヘビ餌!いろいろあるので紹介します。

冬眠に必要な道具

・飼育ケース
・床材

基本的に床材を保温性、保湿性のあるものにすれば、他のものは今まで使用していたものがあれば大丈夫だと思います。

冬を越したあと

我が家では加温飼育冬眠、それぞれで冬を越したカナヘビがいるので、冬を越した後の経過について少し紹介します。

実際に私の飼っているカナヘビは加温飼育をして越冬した子(メス1、オス1匹)と、冬眠をして冬を越した子(メス1匹)がいます。

加温飼育で越冬した場合

目をつぶるカナヘビ
目をつぶるカナヘビ

加温飼育して冬を越したメスは、冬の間は元気でしたが7月頃に体調が悪くなってしまいました。症状としては昼間でも目を瞑っている時間が長く、元気がありませんでした、そしてほとんど動かず次第に餌も食べなくなってしまいました。

クル病?

心配になり病院で診てもらいましたがおそらく冬からあげていた餌の種類が少ないために栄養の偏りがあったからではないか、との事でした。注射をして栄養を注入しましたが残念ながら回復せずになくなってしまいました。

もう一匹のオスも同じような症状になり、後ろ足が少し動かなくなりました。また病院に行きサプリメントを飲ませたらなんとか元気を取り戻し、足も動くようになりました。

(いろいろな情報を見ましたが、冬を越せてもその後(7月頃)に体調が悪くなることは少なくないようです。)

冬眠させた場合

一方、冬眠させた子は常に元気で、むしろ冬眠前よりも人になれてきた感じがします。やはり自然のサイクルどおり冬眠をさせた方が元気があり、長生きするのではないかと思います。

繁殖力

冬眠せずに越冬した場合は繁殖力が落ちるという情報もありますが、

加温飼育で越冬した子が卵を数個産みましたが孵った卵もあります!もともとカナヘビは無精卵を産むことがあり、孵化率はそんなに高くないので、する確率が低くなるかはわかりません。あと何年か冬眠と加温飼育の越冬で比較をして違いを観察したいと思います。

カナヘビの無精卵
カナヘビの無精卵?

まとめ

とかぼう
とかぼう

加温飼育も冬眠もそれぞれメリット、デメリットがあります

加温飼育をして越冬する場合はどうしても与える餌の種類が少なくなり、栄養の偏りで次第に体調を崩してしまう可能性があります。サプリメントでカルシウムやビタミンDはもちろん、他の栄養も与えた方がいいと実感しました。

冬眠は、成功した場合は繁殖力も低下せず冬眠明けも自然のカナヘビと同じで元気です、しかしカナヘビは飼育下での冬眠はかなり難しいと言われおり失敗する可能性があります。また、冬眠中はカナヘビを見ることができません。

このようにどちらもメリット、デメリットがあり、とても悩ましいです。

参考

加温飼育冬眠それぞれのやり方が詳しく載っていますので参考にしてみて下さい↓

カナヘビの冬に必要な道具を紹介!(秋冬編)

飼育ケージはこれ!【画像付き】越冬の為の加工も紹介。

カナヘビの冬眠のさせ方を紹介!



次の記事>ニホンカナヘビのすべて

コメント

タイトルとURLをコピーしました