
ねえ!
トカゲを捕まえたんだけど、
これはカナヘビとニホントカゲどっち?

今回はカナヘビとニホントカゲの違いを紹介するね!
画像をいっぱい使用しているからすぐに違いが分かるはずだよ!
・見た目
・生態
・食べる餌
の違いなども紹介するね!
実際に両方飼育している人にしか分からない情報があるから必見だよ!
カナヘビとニホントカゲの違い
日本に生息するトカゲは色々いますが、
オーソドックスなトカゲはニホンカナヘビ(以下カナヘビ)とニホントカゲです。
カナヘビは名前にトカゲと付かないですが、トカゲ亜目なのでトカゲの仲間です。
カナヘビとニホントカゲの見た目

違いを画像で見比べながら紹介します!

↑カナヘビ、↓ニホントカゲ、

カナヘビはザラザラ。
ニホントカゲは光沢がありツルツル。
・尻尾の長さの違い


カナヘビの尻尾は体の3分の2の長さ。
ニホントカゲの尻尾は体の半分の長さ。
太さはニホントカゲの方が太い傾向にあります
・舌
↓カナヘビの舌はヘビのように二股に割れているのがはっきり分かります。

↓ニホントカゲの舌先も若干ですが、分かれているように見えます
他のサイトでは
カナヘビは舌が分かれているが、ニホントカゲは分かれていない
と書かれていることがほとんどですが、よく見るとニホントカゲも分かれているように見えます!


↑やっぱり分かれて見えます!
・幼体

ニホントカゲ(右)の幼体は尻尾が青く、大人になるに連れて色が変化していきます。
カナヘビ(左)は幼体の時から色の変化はありません。
成長速度の違い
カナヘビは生まれて1年も経てば大人カナヘビと同じくらいの大きさに成長します。また、カナヘビの方が若干冬眠している期間は短いようです。
ニホントカゲは大人と同じくらいになるには2年ぐらいかかります。ニホントカゲの方が冬眠している期間が長く、1年間で活動している時期は短いため、それに伴い成体になるのが遅いです。
ただ、加温飼育であれば冬眠しないので成体になるまでの期間はほぼ同じです。
カナヘビとトカゲの生態の違い

↑カナヘビは主に地上で生活し高さ2mほどのブロック塀や木に登る事もあります。
日光浴や餌を取る時以外は落ち葉の下や草むらなどに隠れていることが多いようです。
穴を深く掘ることはできません。
飼育下ではシェルターの上など高い所で無防備に寝ていることがあります。

↑ニホントカゲは穴を掘ってその中で生活をするのが主です。
前足を器用に使って穴を掘ります。
なので餌を取るときや日光浴の時以外は穴の中にいることがほとんどです。
しかし、日光浴のときにはカナヘビと同じように高い所(ブロック塀など)に登る事もあります。
食べる餌の違い

食べる餌については多少好みの違いはありますが、ほぼ共通です。
共通して食べるものは蜘蛛やコオロギなどがあります。また、どちらも人工飼料を食べます。
個体にもよりますがニホントカゲの方が食欲旺盛です。
関連記事:カナヘビの餌【総まとめ】
関連記事:ニホントカゲの餌!【食べる虫・人工餌を紹介】
その他の特徴
・大きさ
ニホントカゲの方が太く、重いです。
・速さ
足の速さはニホントカゲの方が遅く、カナヘビの方が速いです。
・匂い
うちのニホントカゲだけかもしれませんが糞がカナヘビより遥かに大きく、匂いも臭いですw
両方同時に飼育できる!

私はニホントカゲとカナヘビ両方を同じケージで飼育していますが、
・日光浴(紫外線ライト)が必要
・食べる餌が同じ
なので同じケージで飼育する事も可能です。
(時期や相性によってはケンカをする事も考えられるのでその際は別々のケージで飼育した方がいいでしょう。)
飼育環境についてはほぼ同じで大丈夫です。
ニホントカゲは土に潜る習性がありますが、瓶の蓋などで隠れる場所を作ってあげるとその下に隠れます。
カナヘビとニホントカゲの同時飼育

ニホントカゲは縄張り意識があり、近づいてきたものに咬みつくと言われることもありますが、実際に飼ってみるとそんなことはなく、カナヘビとニホントカゲを同時に飼育しても特に問題はありません。
むしろカナヘビとニホントカゲはあまり干渉しないです。お互いが近づいたり、上に乗っても特に威嚇したりすることもなく過ごしています。むしろ繁殖期にはカナヘビ同士、ニホントカゲ同士の方がケンカをしている印象です。
参考記事:カナヘビ飼育の道具
その際はニホントカゲ、カナヘビ、両方のストレスがないように適した環境を整えてあげましょう。
次の記事>ニホントカゲは珍しい!絶滅危惧種に指定?
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